第10話(最終回)のあらすじ
香坂真一郎は、裏帳簿の切れ端に小野田義信捜査一課長の名があると言い詰めた。
しかし、裏帳簿の切れ端に載っていたのは香坂敦史の名だった。
香坂真一郎は、留置所に入れられたが藤倉良一が事件当時の富永拓三の携帯電話の通話記録を持ってきた。
そこにあったのは小野田義信だった。
香坂真一郎は、小野田捜査一課長と富永が繋がっていると確信し、ある手を使って留置所からでることに成功した。
それに、柳沢肇警務部監査官に捜査の了承をもらった。
捜査一課にある裏帳簿の画像を渡部に送ってももらったが香坂が見たものと違っていた。
香坂真一郎は母親に17年前に聞いたがお金の出入りはなかった。
それに当時、父親は警察を辞めるつもりだったが、富永拓三に引き留められたことも聞いた。
17年前の捜査資料は捜査一課長室の金庫に隠されていると思った香坂は三笠洋平に金庫の中のことを聞いたが当時は捜査資料も裏帳簿もなかったということだった。
香坂真一郎は、富永拓三の通話記録を元に直接、捜査一課長に話をぶつけた。
しかし、確たる証拠がなかった。
香坂真一郎は、捜査一課長の万年筆のキャップがないことに気が付き万年筆のキャップが現場に落ちている可能性があり探すことにした。
このことで捜査が大きく動く。
第10話(最終回)ロケ地
香坂真一郎、山田春彦、渡部久志が柳沢肇警務部監査官に話をした会議室・・・エッサム神田ホール8階スカイホール(東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2)
香坂真一郎、山田春彦と松岡航平捜査二課長の話も中で山田勲の話をするとき山田勲がらが歩いていた廊下・・・学士会館(東京都千代田区神田錦町3-28)
芝署エントランス・・・横須賀リサーチパーク(神奈川県横須賀市光の丘3-4)
香坂敦史が入っている施設・・・トラストガーデン用賀の杜(東京都世田谷区用賀1-3-1)
早明学園専務室・・・ホテル椿山荘東京(東京都文京区関口2-10-8)
出演者
所轄(豊洲署)
課長代理・香坂真一郎・・・長谷川博己
元捜査一課長付運転担当→豊洲署刑事・山田春彦・・・岡田将生
刑事課長・須藤文香・・・神野美鈴
刑事・関口一也・・・石黒英雄
刑事・篠原良平・・・望月章男
刑事・寺井友宏・・・大熊ひろたか
元警視庁人事課職員→豊洲署新人刑事・三島祐里・・・芳根京子
警視庁
捜査一課課長・小野田義信・・・香川照之
元芝署刑事→捜査一課長付運転担当・渡部久志・・・安田顕
捜査一課1係長・藤倉良一・・・駿河太朗
警務部監査官・柳沢肇・・・手塚とおる
特殊犯捜査担当管理官・片山昭三・・・神尾佑
捜査二課長・松岡航平・・・高橋光臣
人事課・元捜査二課刑事・江口和夫(矢部貴志)・・・ユースケ・サンタマリア
早明学園
理事長・金崎玲子・・・和田アキ子
専務・元警視庁捜査一課長・富永拓三・・・梅沢富美男
事務局経理課長・横沢裕一・・・井上芳雄
横沢裕一の妻・横沢亜美・・・中村アン
真一郎の父・香坂敦史・・・木場勝己
真一郎の母・香坂真由美・・・三田佳子
真一郎の妻・香坂美沙・・・市川実日子
山田春彦の父、内閣官房副長官・山田勲・・・高橋秀樹
感想
香坂真一郎は、何度も何度も確たる証拠もなく啖呵を切って失敗している。
こんなこと通常なら2度としない。
小野田義信は警察組織を守るために警察内部の闇を隠した。
それをバラシて香坂と山田を捜査一課に戻したのはドラマとして正義を通したかったのかもしれませんね。
理事長本人が殺害に手をくだすのは無理があるような気がします。
殺害方法も確実な方法ではない気がします。
突発的な殺害なら、後で富永拓三に連絡するのも分かりますが、計画的な犯行なので、本来なら富永拓三に相談して解決してもらうのが筋です。
「小さな巨人」の主人公・香坂真一郎は頭は切れるが、確たる証拠もないうちに突っ走るので冤罪をつくる可能性があります。
小野田義信が捜査一課長になったのは、組織の闇を知り、それを利用したんですね。
裏帳簿の切れ端に、警視庁を揺るがす情報があるようには思われません。
警察上層部が小野田義信の退職希望を引き留めたのはなぜなんだろう。
疑問が残る人事ですね。