あらすじ
消費者金融イナバフィナンス社長・稲葉和成(山本道俊)の遺体がナイフが背中に刺さったままで発見された。
現場には不自然な足跡と、足と靴の間にはバラの花びらが残っていた。
科捜研では、ナイフの付着物鑑定、防犯カメラ映像解析、着衣付着物鑑定、足跡鑑定を行った。
遺体の靴と着衣からバラの花粉が、靴底には花の細胞液が多量に付着しておりこのことからバラを踏みつけたと考えられる。
防犯カメラには、被害者が通った後すぐにバラの花を自転車のカゴに乗せた人物が通っていた。
フード付きのジャンバーを着ておりフードもスポリ被っていて男性か女性かも分からない。
ナイフには微量に砂が付着しており、砂はかんらん岩、玄武岩と後、不明な構造物であった。
蒲原勇樹がイナバフィナンスからお金を借りている人の聞き込みに回っている中で仏壇にバラを飾っている人がいた。
その人物は、滝沢亮子(遠藤久美子)いって友人の保証人になっていたために稲葉和成からしつこく取り立てにあっていた。
滝沢亮子は夫を2年前に亡くし、息子の昴(横山歩)と二人暮らしだった。
昴には毎年誕生日に父親から手紙が届き、父親が悪者をやっつけてくれたと信じ、手紙が来た日に窓から空を見ると父親が手を振ってくれるという。
ナイフについていた不明な物質が判明した。
それはエルマタイトと言って半世紀前のアランダ隕石に含まれていた鉱物だった。
アランダ隕石は1969年8月2日エルドリア北部に巨大な火球が出現し空中で爆発し小さく砕けアランダという村に落ちたことからアランダ隕石と名がついた。
最近になってその隕石から新種の鉱石が見つかりエルマタイトと名付けられた。
犯人の足跡とから動きをシュミレーションし再現しようとしている時に滝沢昴が蒲原勇樹を訪ねてきて、父親の隕石探してほしいと言った。
榊マリコと蒲原勇樹は、滝沢亮子に話を聞きにいった。
また、神原祐樹は昴から父親から一番大きなバラを見せてくれると言っていたことを聞かされた。
それから次々と犯人につながるものが見つかってくる。
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第13話のロケ地
稲葉和成の遺体が発見された場所・・・新日吉神宮(京都市東山区妙法院前側町451-1)
滝沢亮子(遠藤久美子)が住んでいるアパート・・・
滝沢春夫が昴に望遠鏡をかってやると言った場所・・・東映太奏映画村(京都市右京区太秦東蜂岡町10)
野々原生花店・・・
病院の屋上・・・笑顔ランド太秦(京都市右京区太秦桂ケ原町9-1)
野々原宏二(松本実)が稲葉和成(山本道俊)にバラをクシャクシャにされた場所・・
土門薫が宗方俊(やべきょうすけ)から話を聞いた店・・・
滝沢春夫が少年時代、宗方俊に恐喝された場所・・・
滝沢春夫が少年時代、宗方俊に星がよく見えるところに連れて行ってもらった場所・・・
榊マリコらが滝沢昴(横山歩)に宗方俊を合わせた場所・・・
出演者
榊マリコ・・・沢口靖子*
風丘早月・・・若村麻由美
日野和正・・・斉藤暁*
橋口呂太・・・渡部秀*
涌田亜美・・・山本ひかる*
蒲原勇樹・・・石井一彰*
宇佐見裕也・・・風間トオル*
藤倉甚一・・・金田明夫
土門薫・・・内藤剛志*
宗方俊・・・やべきょうすけ
滝沢亮子・・・遠藤久美子
滝沢春夫・・・伊嵜充則
滝沢昴・・・横山歩
野々原宏二・・・松本実
稲葉和成・・・山本道俊
中村凛太朗
藤枝優希
三島芳江・・・山口果林
【撮影協力】
積水化学工業株式会社、新日吉神宮、笑顔ランド太秦、東映太秦映画村、ショーカープロ・オノ
感想
いつも思うことは科捜研は、絡んだ紐を解くように一つ一つ時間をかけて解明していくんだね。
今回の科捜研の女で改めてそう感じた。
ドラマの時間は1時間ほどなので直ぐに解析しているように見えるけど実際はもっと長い時間がかかるんだろうね。
ドラマの中ででてきたアランダ隕石とエルマタイトは架空のものだね。
実際に隕石に含まれている地球上にない物質があったかどうか調べてみるとありました。
1979年オーストラリア東部クイーンズランド州に墜落した「テンハム隕石」。
それに含まれていたガーネットは、地球上の自然界ではできようがない構造をしていた。
解析すると17~20万気圧で1900~2000℃の環境で秒速2㎞のスピードでぶつかった時にできたものと推定された。
これは2016年、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と広島大学の研究グループが発表したものです。
また、2017年に太陽系最古の新鉱物「ルービナイト」と命名された発見されています。
ドラマの中で最後ちょっときになったことがあります。
最後、犯人を昴に合わせたのはなえなんでしょう。
しかも手錠をかけたままで。
昴くんの言った「おじさん悪者」と平然と言ったこと
相当違和感がありましたね。
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